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プロフィール
lieghdgy

2024年05月07日

巣立ってくれたのは何

楽しいと感じる好きなことは何だったのだろう?
書くと恥ずかしい。
若気の至りっぽいことが多い。
アタマが弱い若い女の子にありがちな、そういう女子だった。
若いのだから仕方ない。
どんなことが楽しかったか、一つ一つ列挙しようと思ったが、恥ずかし過ぎて出来ない。
その頃と同じことを今、しても楽しいかといえば、そうでもない。
若さを楽しむ年齢が過ぎた。

仕事は楽しかったか?
否。
辛かった。が、わりと平気だった。
ではあるが、社会を知り、表面的な浅いところから少し奥深くに行ったかも。
貴重な経験をした。
キンキラした、ゴージャスな遊びの世界にも行こうと思えば行けたのに、行かなかった。
わたしの母も、交友関係は、派手な華やかさとは真逆の、とても地味な真面目な人と親しくしていた。
ド派手ケバケバは嫌いなんだろう。
自然ネイチャー素朴派。

わたしは、中途半端だ。
読書したり、何かに夢中になって研究したり、のめり込んだりもせず、何もせずに今日に至る。
これからもその延長上にあるだろう。

幸福な結婚をして(これだけブログで愚痴ってはいるものの、不満は幹ではなく枝部分)子供に恵まれ、そして無事、巣立ってくれたのは何よりだ。
今は趣味も見つかり、楽しんでいる。
あとは、静かに老いていくだけ。

そう書くとミもフタもないが、よくよく考えてみると、充実した幸せな時間だった。
十分楽しませてもらった。
今となれば、これ以上望むものはない。
なんて、もうすぐ死ぬ人みたいなことを言っている。
でも楽しい毎日だ。

「楽しい」にも温度が人よりも低いかも知れない。
出る杭は打たれる。だから、出ないで土の下。
地下から世の中を見る。

それにしても、、、
映画に話をもどす。
認知症をテーマにした映画は観たくない。
老いと対峙するものも重い。
役所広司が先日、カンヌ映画祭で最優秀男優賞を取った作品が観たい。
彼が、「どんな時が一番楽しいですか?」とインタビューを受け、答えていた。

「何も予定のないお休みの日に、今日は何をしようと、考えて、1日が終わる、というのがとても楽しいと思います」

この答え、頷いた。
わたしと全く同じだ。
違いは、偉業を成したか、全然何もしてないか、そこだ。
そして、忙しい真っ最中の役所広司が、スケジュールが空いた日が無さそうなこと。
まるっきりわたしとは真逆だが、得られた幸福感が同じなら、結果良ければ全て良し。
わたしは、一市民なので褒められることもないが咎められることもない。
わたしが楽しく、周りにも影響も与えてないが、迷惑もかけていないから良い。
普通の凡人が得られる最大の喜びかなと、一人でニヤニヤ、ニコニコしている。


Posted by lieghdgy at 16:21│Comments(0)
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